11月15日 23:09 |
Blood Cross#5黒き力の彷徨[BC+] |
ドラクロア「ぐ、グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」 まるで猛獣の咆哮のような叫び声が部屋中に響き渡る。 ガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!! 家具がその叫び声に共鳴するようにカタカタと音を鳴らし床へと崩れるように落ちていった。 ドラクロア「ぐ、ぐうぅ…よかろう…。貴様の家族、子孫末代まで全てを滅ぼしてくれる!!坑がうことすら叶わぬことをよく覚えておけ!!」 黒い魔力の奔流を生み出し家の家具を吹き飛ばすことで、全てのガラスを打ち砕いたドラクロアは、漆黒の闇の空に浮かび飛び去っていった。 ギ…ギギギギイイィィーーーーーーー…。 ドラクロアと娘が対峙していた部屋の隣に続くドアがゆっくりと動き出した。 男の子「…おかあ、さん…??」 まだ年端もいかない男の子が、血だらけになって横たわる母のもとへと歩いていく。命の灯火が失われかけた大切な人、自分に愛を教えてくれた人…。 (るく) |