10月18日 20:38

第二十五章 ミズチの策略‐魑魅魍魎‐[月夜のもとに]
ボコボコ、ボコボコボコッ!!

地面から這い出てきたのは、人間の頭ほどの大きさをした赤黒い肌を持つ小人だった。

その小人は三人の居る周囲の一帯から出てくると、とり囲むように群がり始めた。

雪乃「きゃ!なんなのコレ?!」

足元に群がった小人は、雪乃の服の裾を掴むと這い上り始めた。それに驚き裾を振り払うが、しっかりと掴んでいるらしく落ちる気配すらない。

光一朗「くそっ!数が多すぎる!」

ズボンに群がってきた小人を蹴り上げるが、平気なのかまた集まりだしていく。

雪乃に群がった小人は腰の辺りまで登り、赤く光る目で気味の悪い笑みを浮かべた。

草薙「魑魅魍魎とは厄介なものを用意してくれたものだ…。」

慌てふためく二人を余所に、一人冷静に蹴り飛ばしては踏み潰す咲耶だけがこの小人がなんなのか分かっていた。

草薙「二人とも、この場から離れて。私に考えがある。」

そう言うと光一朗の方を向き、あの子を頼むと目で合図をし頷いた。

光一朗「雪乃、こっちだ!」

光一朗は小人を叩いて落としている雪乃の手を取り、咲耶のいる石段とは違う方向へ走り出した。

草薙「陰陽五行、木。穢れし霊に木神の戒めを…。」
(るく)
閲覧(182) コメント(4)

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るく
10月18日 21:59
ぅ?

謝ることはありませんよ

全部私の姉が悪いんですから(笑)

風邪を人に感染して本人は半日仕事と言っていたのにまだ帰ってきてません。風邪治ったから友達とに行ったままです。長い食事だわ


リエ−ル
10月18日 22:10
おおぉ千人の小人ヘリウムガスの様ですねΣ
無差別殺人或いは集団ゾンビ
しかし難は去る傾向ですね〜

るく
10月19日 05:49
ヘリウムガス?

吸うと声が変わるアレ…?


ミニミニ妖怪メモA

魑魅魍魎

元来、魑魅と魍魎2つの妖怪が存在していました。
魑魅は山ノ神と呼ばれるもので、山に入った人間の方向感覚を狂わせたり、山が移動すると言う怪奇はこの妖怪の仕業とされていました。

魍魎は水ノ神と言われ、水・石・葉に小動物の霊や精霊が宿ったものだそうです。

魑魅魍魎は山と水の神の集まりと言う意味で出来た言葉なのです。

るく
10月19日 07:05
おはようございます

確かに途中で切れてましたねΣ

『ちみもうりょう』と読みます。


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