10月13日 15:07 |
第十五章 騒がしい来訪者[月夜のもとに] |
先生達に迎えられ、校門を抜け教室に向かう。 午前中は保護者に対する説明会と、全校集会で時間は過ぎていった。 ―――昼休み。 購買から買ってきたカレーパンとカツサンド。それと自販機から買ってきたカフェ・オレを机の上に置く。 晃「一緒に食おうぜ。」 そう言って側にあった机に座り、自分で買ってきた焼そばパンの袋を開ける。 俺はカフェ・オレのパックにストローを挿して、飲みながら窓の外を見る。 光一朗(…まだいるのかよ…。空気が窮屈に感じるな…。) 晃「校長の話、いつにも増して長かったよな…。話してる間に4回くらい欠伸出そうだった。」 光一朗「あぁ、必死なんだろうな。」 カフェ・オレのパックを机の上に置き、買ってきたカレーパンの袋を開けた。 ダダダダダダ!!ガララッ!! ???「ニュースだよ、ニュース!!」 廊下を走ってくる音が聞こえたかと思うと、騒がしい来訪者はドアを勢いよく開けた。 男子A「お?歩く瓦版じゃないか!今日は何の話だ?」 女子A「ねぇねぇ、ニュースってあの事件関係?」 飛び込んできた生徒に思い思いの反応を示す。 光一朗(歩く瓦版…か。ピッタリだな。) (るく) |