第一章 闇夜に蠢く者[月夜のもとに]
神代市
1時20分…。
街は静寂に包まれ、所々で道を照らす街灯の明かりだけが、暗闇の世界と光の世界との境界線を浮かび上がらせていた。
静寂な世界に不釣り合いな笑い声がどこからかこだまする。
高校生A「ギャハハハハ…バッカじゃねーの、ソイツ。」
男子高校生数名が固まって、歩きながらくだらない話をしている。
端から見れば、ごく普通の光景だろう。唯一、時間に関して言うと深夜徘徊に該当する。
つまり彼等は不良と称される存在であること。それを除けばの話。
コツ…コツ…コツ…。
反対側から人が歩く音が聞こえてくる。音からして人数は1人だけの様子。
高校生B「こんな時間に一人出歩くなんて不用心だね〜へへへ。」
何か良からぬ事を企んだのか、気味の悪い笑い声を上げながらニヤリと笑い仲間とアイコンタクトをとった。
暗闇から街灯の下に姿を表したのは、眼鏡をかけた女性。何処と無く漂う凛とした雰囲気は職業柄なのだろうか。
高校生B「ねぇねぇ、そこのお姉さん。暇なら俺等と遊ばねぇ?」
声を掛けられた当の女性は一瞥すると素知らぬ振りをして立ち去ろうとする。
序章 月夜の下に[月夜のもとに]
今から約千年前の頃、世紀末思想が人々の中に生まれ、民は人間として扱われず疫病が流行り、道端や川には命を落とした者達の亡骸がそのままにされていた…。
その反面、武士は己の力を鍛え、貴族の護衛となることで日々の糧を得ていた…。
そして武士を護衛とした貴族は、独自の文化を作り上げ、民草とは違う華やかな生活を送り安穏と暮らしていた…。
苦しみながら死んでいった魂と肉体は妖怪を呼び寄せ、魑魅魍魎をも産み出す…。
夜の帳が落ちる頃、生温い風とともに死を迎えた人間の亡骸の中を妖怪達が群れをなし、町を行脚する…。
貴族達は虐げられた民草の怨念として、妖怪達を鎮め、あるいは討滅する力を持つ祈祷師や陰陽師に頼るようになった…。
それから千年あまりの月日が流れ、妖怪の存在は人々の記憶から消えていた…。
そして妖怪を恐れることが無くなるにつれ、妖怪を退治する力を持つ者達もまた歴史から姿を消していった…。
時は2010年。
東京の外れにある神代市。
この市内で奇怪な事件が起き始めた…。
この物語はフィクションです。団体・施設・個人名等は架空のものです。
予告編[予告]
―――妖魔。
彼等は闇夜に紛れ、人々に害を及ぼす。
故に古来より、妖魔退治専門を生業とした者達がいた…。
禍祓(まがばらい)や妖怪退治屋と呼ばれ、歴史の影に何度かその姿を見せていたとされている…。
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーーーーーー!!
ズズーン!ズズーン!ズズーン!!
自分の五倍ほどある巨体を揺らしながら、迫る異形の存在を目にしても、冷静な態度の少女が異形の顔を見上げる。
???「…悪路王…。」
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーーー!!!
雄叫びとともに振り上げられた腕が、満月の月夜を背にして一層力が込められていく。
グググ…ブウウン!!
ドオオオオオーーーン!!
勢いよく降り下ろされた腕は、周囲に砂ぼこりを散らし地面に大きな穴を作り出した。
徐々に砂ぼこりは風に流され、中から目を瞑ったままの少女の顔が現れる。左の頬には一筋の赤く滲む掠り傷。右手の甲で拭うとゆっくりと目を開ける。
???「…妖魔風情が…。」
???「嘗めるな!」
見開かれた瞳に月光が宿る
疲れました[日記]
土曜日でも出勤です。私一人なんだかバタバタ動き回ってました
蛍光灯の煌々と照らす下、黙々と何故か箱作り
60箱作ってきました2日で100箱…
明日からお休みだ〜
月、火どちらかで両親連れて、おくりびとを見に行く計画も。
明日は何して過ごそうかなぁ…?
メイドるく[ラクガキ帳]
サイキさんに描いて頂いたるくメイドverを、私も描いてみました。
こんな感じかな〜?
ここはこうして…と。
あれ?この顔、どっかで見たような…。
う〜〜〜〜〜〜ん…?
(
アリ)
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