第二十九章 想いと誓い[月夜のもとに]
雪乃「こうちゃん、あのね…。」
うつ向いた顔は未だに上がることはなく、ただ事ではないのだと感じる。
心配そうに見ていたすみれちゃんと咲耶には悪いが、先に二人で帰ってもらうように頼んだ。
草薙「…わかった。それじゃまた明日な。」
相変わらず冷静な咲耶はそう言うと石段を下りていく。
すみれちゃんは真面目な顔をして右手の人指し指を立てて俺に向けると
すみれちゃん「佐伯くんに限ってないとは思いますが…送り狼にはならないように。」
真面目な顔つきをしながら妙な心配と余計なお世話を口走り、体を翻して咲耶の後を追いかけていった。
佐伯「…たく。何の心配してんだか…。」
やれやれといった感じに後頭部を右手でボリボリとかじる。
雪乃「こうちゃんは…怖くないの?草薙さんの力…。」
光一朗「…怖くないと言えば嘘になる。全てを信じた訳じゃないけど、あの子は俺達を助けてくれた…。だから…」
ギュッ…。
今度は制服の背中の部分を掴まれ、背中に雪乃の頭が触れる。
雪乃「わかった。じゃあ、1つ約束して…。自分から命を危険に晒さないって。」
光一朗「…ああ。」
俺は夕日に染まる空を見上げた。
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イラスト載せると数は増えるけど、毎回用意するには集中する時間が無いと難しい…
描きたいものあるけど体調がちょっと心配…
さて、どうしましょ…?
携帯で音楽聞きながら寛ぎ中
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