クラピカ婆さん物語。第八羽[日記]
そう言い残すと全能神ウォーターは消え去りました。
アトロポスの手には、透明に光る
命の水が柔らかく乗っていました
ダグラスカイエンは言います。
アトロポス、私と一緒に村を守っていこう。
しかし、アトロポスは言います。
私は、計算機。
人工生命体です。
あなたの母、クーン姉様の姉妹なのです。
「なにっ!」
そう言うとダグラスカイエンは、飛燕剣で塔を真っ二つにして
森の中に消えて行きました。
続く。
クラピカ婆さん物語。第七羽[日記]
汝が願いにより、我いでし。
我ら未来永劫村人を守りし。
されど汝が願いは、命の代償。
汝を甦らすは、叶わん。
アトロポスよ。
すえぞうと共に、この命の水を与えん。
命の水は、如何なる願いも聞き入れるが、
由希子の命の代償である故に、
その力切に大事に扱わん事を願う。
続く。
クラピカ婆さん物語。第六羽[日記]
危機が去った村には安堵が広がります。
そして村長のワンターレンとその息子の
ダグラスカイエンは、宴会を開きます。
しかし、村長の娘、由希子がいない事に村人が気付くと総出で村を探しました。
塔の下で倒れていた由希子をアトロポスが見つけます。
そばにいた、赤いしっぽを持つすえぞうが近づきます。
「ツンツン。姉ちゃん?」
「こら、すえ!」
そこに全能神のウォーターがやって来てこう呟きました。
続く。
クラピカ婆さん物語。第五羽[日記]
光るドラゴンは、みるみるうちにデーモンに近づきます。
デーモンは、恐れつつバスターランチャーで
ドラゴンを一斉射撃しますがバリヤーで跳ね返されます。
そしてドラゴンが放つ、ノヴァフレームや、
サンダーフレームでデーモン達の戦艦が次々に破壊されていきます。
これを見たクラピカ婆さんは、
「おのれ、見ていろ今にきっと命の水を手に入れてみせる」
と捨て台詞を放つとイーシャンテンのハイパイをかなぐり捨てて、
空の彼方に消えて行きました。
続く。
クラピカ婆さん物語。第四羽[日記]
言い伝えでは3日3挽祈れば、伝説の神様が現れると言われていました。
しかし、何も起こりません。
由希子は、思い出しました。
伝説には続きがあることを。
伝説の続きにはこうありました。
汝が願い聞くにに代償を払え。
つとめて大切なものを代償とせよ。
由希子は、思います。
「そうだわ、私の命で‥‥‥」
そう思うと飲まず食わずでフラフラの体で
塔に登ります。
「神様どうか私の命で村をお救い下さい」
そう言うと、由希子は塔から飛び降りました。
由希子の意識が遠のくと空の彼方から
光が近づいて来ました。
赤、青、黄色、真っ黒、そして一際大きな黄色のドラゴン。
そう、伝説の神様はいたのです。
そして神様はドラゴンだったのです。
その光とドラゴンは、クラピカ婆さんもとい
真っ黒な尻尾のある七本指のデーモン悪魔も見ました。
続く。
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