サイキさんの日記
サイキ
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3日以上
静岡県
39才 

11月25日 23:40
手紙〜勇気〜A[小説的ななにかW]
はっきり言って、彼(和真)への第一印象はそんなに良くなかった
ただ他の人達と違い、普通に話かけてきてくれた事は正直ちょっと嬉しかった
それから少しの間、他の人達はまだ仕事上の付き合いでしか無かったけど和真とは絡む事が多かった
暫くしたら他の同期も普通に話しかけて来る様になってきた
急になぜだろう…
考えられる事は簡単…
彼だろう…
彼がどう言ってるのか私には解らない…
ただそんな事はどうでもいい
きっかけを作ってくれた事にただA感謝の気持ちが溢れた
この時にはもう…好きになっていたのだろう…
"Like"なのか"Love"なのかはまだ解らない
ただ彼の事を好き
それだけだった
たまに彼を目で追う様になっていた
それから数日後、私の思いが揺れる出来事があった…
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11月20日 20:45
手紙〜勇気〜@[小説的ななにかW]
伝える事の出来なかった"想い"
望む事は私にほんの少しの"勇気"を…

春…
入社式が終わって解散を待ってる間、私は正直少し浮いた感じがあった
高校・大学の時と同じ…
どこか皆よそAしかった
まぁ、慣れてるから良いんだけどね
そんな時、突然彼は私話かけてきた
?『君ってさ、ぶっちゃけハーフ
嫌になれAしく話書けてきたのが印象的だった
私『えぇ。そうよ』
この手の会話は慣れている
大体次に来るのは…
?『いつからこっち(日本)にいるの
…やっぱり
私『生まれはこっちなのよ』
これも毎度の事だった
?『えっと…悪いんだけど何て呼べば良いかなぁ』
私『和名の方でお願い』
?『えーと言いにくいんだけど君も含めて皆の名前知らないんだ
私『えなんでさっきの入社式で名前紹介あったよね』
順番に呼ばれたから解るはずだ
?『いやー、なんつーか、半分くらい寝てた
…飽きれた
なんて奴だ
まぁ気を取り直して
私『美柴亜よ。アルテ・ミシア』
?『そっか紹介の時にあっただろうけど、俺は和真。佐伯和真。よろしくな美柴亜』

彼とは、そんな出会いだった…
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11月19日 01:29
手紙〜想い〜L[小説的ななにかW]
〜会社屋上にて〜

先輩が残した手紙を…ここで読む…

手紙
〜まず初めに、ごめんなさい…
手紙だけ残して去って行った事を…
私はずるいよね…
想いだけ残して逃げて…
本当はあの時、君に初めて会った時、私は君を好きになってたんだよ
ひたむきに頑張る(私には無い物をたくさん持っていた)君を見てさらに想いが募っていった
ただ私は想いとは別に体を求める心があった…
それで誰彼構わず寝てたの…
そんな私に君を純粋に"好き"という資格が無いと思ってた
君の涙を見て…もぅ…戻れないという事が解ってしまった…
でも…さ…ごに…こ……けは言わ…て
私は…………の事、好……いら…た事…『…り』に………らを生き……き…す
大好……よ
そ………あ……とう〜
和『なん…だよ…これ…最後の…方…字が…にじんで…読めな…いよ』
それは、俺の涙か先輩の涙か解らなかった
俺は屋上で一人…泣いた…

少し肌寒い風を受けながら、俺は手紙を握りしめ空を見上げていた
先輩…俺はあなたを『想い』続けて生きて行きます

END
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11月18日 20:59
手紙〜想い〜K[小説的ななにかW]
風『さて、と』
先輩の話の内容に俺は何も言えなかった
風『和っちはどーする?この後?』
唐突な質問だった
風『私と…寝る?』
…俺は、どうすればいい?
ただこのままここで先輩と別れたらもぅ会えなくなる
そんな予感がした
いや、予感より確かななにかを感じたのだろう
そんなの…嫌だ…
俺は…
和『いき…ます…』
少しの間でも先輩つなぎ止める答えを出した
風『じゃぁ、移動…しようか』
先輩の笑顔の裏の気持ちを俺は気がつく事が出来なかった
哀しい…
切ない…
色々な感情が俺を包んでいた

好きな先輩と俺はここに居る
そしてその先輩としている
本当に…
ほんとに好きなのに…
今、誰よりも側にいるのに…
心は…
想いは…
遠い…

事が終わってすぐに俺は…少し…泣いた…

その後、哀しみを誤魔化すために酒のせいだと決め付けて俺は…少し眠った…

目を覚ますと…そこには…もぅ…
先輩の姿は…無かった…
替りにそこには…
一枚の"手紙"があるだけだった…

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11月17日 22:31
手紙〜想い〜J[小説的ななにかW]
風『私はね…あなたがどう思っているかは解らない…だけど実際は快楽を求めて誰とでも寝るのよ』
…一番聞きたくない言葉だった
先輩自身が言ったという事は真実でしかない
俺が否定したとしても意味が無い
俺は…その話を聞く事しか出来なかった
言葉が…出ない…
気持ちがまとまらない
先輩の話は続いた
風『はっきり言って今寝てないのはこの会社じゃあなたくらいよ』
和『…本当なんですか?』
かろうじて出た言葉がこれだった…
風『…』
無言は肯定の証だった
風『前の会社もね…これが原因なんだ…と言っても和っちは知らないか…私がこの会社に入ったのは去年の今くらいなの』
先輩は軽く深呼吸して
風『一年…か。まぁ、私にしてはよく持った方ね』
少し悲しそうにそう言った
その表情を見て俺は…俺は何が出来る?

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