サイキさんの日記
サイキ
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3日以上
静岡県
39才 

11月10日 22:21
手紙〜想い〜D[小説的ななにかW]
…俺はどうすれば良いのだろぅ
心の整理が付かない
美柴亜との会話が繰り返し頭を過ぎる

美『風さんの事だけど…』
和『なんだよ、突然真面目な顔してらしくないやん
俺は不安をかき消す様に少しおどけた感じで言った
美『少し気になる噂を聞いたんだょ』
和『…』
美柴亜の雰囲気は変わらない
美『あんまり大きな声では言えない…というか言う内容じゃ無いんだけど、風さんってかなり男癖が悪いらしいんだって…。よく違う男の人とホテルから出て来る所を目撃されているらしいんだょ』
和『…』
美柴亜の表情からそれが嘘ではなさそうだった
美『私もあんまりこういう噂とか好きじゃ無いんだけど、どうしても君には言わなきゃいけないと思ったんだ…』
美柴亜は人の事を悪く言う事を嫌う…
こういう事は半端な気持ちで伝えてきたりはしない…
恐らくなにか確証があったから俺に伝えてくれたのだろう
美『ごめんなさい…こんな事言って…』
和『いや、気にするな。というか悪いな、俺の為に教えてくれて』

和『決着付けなきゃな…』
俺は覚悟を決め風さんの所に行く事にした…

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10月18日 21:31
手紙〜想い〜C[小説的ななにかW]
秋…
実りの秋とは言う物の、俺の想いは実るのか?
和『ははは…、アホか?俺は?』
そんな事を考えて少し苦笑した
?『どしたの?突然笑出して?端から見てるとちょっと残念な子にみえんよw』
和『うっさい。そんな事は昔から知ってる。つーか、この半年でお前も気付いただろ?美柴亜。』
美『あははそれもそうね
…そこは否定してくれ。
美『いや、半年もストーカ…じゃなくて告れない奴ならそうだなぁ。とか思ってる訳よ
…前言撤回、否定出来ねぇ

…ちなみにだ。こいつは俺と同期で入った奴で特徴的な赤髪をした奴だ。名前は美柴亜、ただこれは和名で本当は『アルテ・ミシア』
ハーフらしいがこっち(日本)で育ったから普通に日本語が上手い
噂話も好きでなかA情報通な奴だ
察しもいいから俺の(先輩への)想いとかも一発で気付いた
和『んで、何の用だ?まさか喧嘩売りに来ただけとかw』
俺は強引に話をすり替えようとした
美『えと、実は風さんの事でね…。』
和『えっ…?』
急に真剣な表情になった美柴亜を見て、俺は少し不安を覚えた
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10月16日 01:44
手紙〜想い〜B[小説的ななにかW]
…正直一目ぼれだった
凛々しい(ボーイッシュ系)顔立ちは俺のどストライクだった
その日から俺は先輩の事を気がついたら目で追うよおになっていた…
純情と言えば聞こえはいいが、時代が時代だけにストーカーか?
和『はは…。それもそうだな…』
"今"という時を考えたらそうでしかなかった
見ているだけで幸せ
それもあるかも知れない
だがそれだけじゃ正直足りない…
先輩の事をもっと知りたい…
ただそれが一方的な想いならそれこそストーカーだ…
なんとも言えないもどかしさと共に、俺は先輩を見てる事しか出来なかった…
…基本的に誰に対しても変わらずあの時の様に明るい性格だ
俺はそんな先輩にもっと惹かれていった
そんな時間を過ごしながら、気が付けば季節はもう秋になっていた
変わらない日常…
伝えられない想い…
いや…違う…
俺に伝える勇気がないだけだ…
変わりたい…
たぶん俺は変化を求めて居たのだろう
ただ、それ(変化)はもぉ、起きていた
俺の知らない内に物語は加速していた
俺の意思とは関係無く
少し肌寒くなってきた時に
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10月4日 01:46
手紙〜想い〜A[小説的ななにかW]
俺『…ぶっ倒れて居る人にそれは無いんじゃないですか?』
俺は重い体を起しつつ話かけてきた先輩に言った。
?『あははそれもそうね。』
その人は笑いながらそう言った。
その笑い顔は少しボーイッシュな感じだけど不思議なくらい魅力的な笑顔だった。
?『ん?どうしたの?マジAと私の顔を見て?』
その人は少し含みのある笑い方をし
?『あ解ったさては、私の魅力にメロAだな。困るなぁ〜、いくら私が可愛くても惚れたら負けだぞ
俺『と、突然何言ってるんですかそれに、負けってなににですか
ぶっちゃけ図星をつかれ焦る俺だった。
?『うーん…。私の魅力に?』
俺『…いや、そう聞かれましても…
?『え゛ー普通に返されてもつまんないよぉ
…図星をつかれて焦っている俺にはそれが精一杯の返しだった。
?『まぁ、それはともかく、新人君。君の名前は?』
俺『…和真です。佐伯和真。』
?『へー、和真か…。んじゃ、かずっちだ
和『…
?『私は、風(ふう)よ。秋月風よろしくね
…俺と先輩はそんな出会いだった。
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9月30日 01:06
手紙〜想い〜@[小説的ななにかW]
少し肌寒い風を受けながら、俺は手紙を握りしめ空を見上げていた。


始まりは、突然くるものだ。
きっかけさえあればいつだって起きるのだろう。
大学を卒業して、これから長い間働くであろう会社に入社した事。それがまず一つ目のきっかけだった。
だるい入社式も終わり、これから上司になる先輩方が歓迎会という名の飲み会に、俺は断る理由も無かったから出ていた。
あまり酒に強い方じゃないが、その場の雰囲気を崩さないようにしながら飲んでいた俺は、完全に出来上がっていた。
まぁ、俺の場合、回りに絡み捲ったりする方じゃなく、どちらかといえばトイレとマブダチになるタイプだった。
・・・平たく言えばリバースするタイプだ。
何度もトイレとマブになりながら何とか飲み会が行われている会場(飲み屋)の端で俺はグデンAな感じで倒れていた。
俺(・・・誰か介抱とかしてくれてもいいんじゃねー?)
心の中から思いながら俺は起きる気力もなく倒れたままだった。
?『新人君で飲まされてるのは解るけどちょっとだらしないぞ。』
きっぱりと言い切る中に少し優しさを含んだ声で話かけて来た人が居た。
・・・これがもう一つのきっかけだった。
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